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レポート

'99人権を考える市民の集い

以前こそっとアップしていたので気づかなかった方もいらっしゃるかも?
当時の文章に少しだけ手を加えて、改めて公開します。


とき 1999年12月5日(日) 開演午後1時 (開場正午)
場所 大阪府寝屋川市立中央公民館講堂 (市立総合センター2階)
※500名ほど収容できるかも?
プログラム 小・中学生人権作品表彰式/作品発表
トーク (田中実「アイ・ラヴ・ユー」に出演して)
映画「アイ・ラヴ・ユー」上映 (字幕付き)

●はじめに

行って参りました。われらが田中実さんがトークゲストで来られるという人権を考える市民のつどい!

私がこのイベントのことを知ったのはなんと、前日のことでした。自分が住んでいる市内に来るんですから行っとかなきゃまずいでしょ〜。しかも車だとかなり近いんです。ということで、急遽行くことになりました。

録音しても良いようでしたが、その装置を大阪に持ってきていなかったためにできませんでした。そんなわけで、覚えている範囲内でのことをこちらでご報告しようと思います。おめでたい記憶力なので、お粗末なところも多々あると思いますが、そこは一つ大目に見てやって下さい。聞き手とのやりとり部分は創作入っている部分がかなりあります。

お恥ずかしながら、かなりミーハー入っています。

●ロビーにて

私たち(私と姉とその娘)が会場に着いたのは開演1時のちょっと前でした。どれくらい人がいるんだろう?と思っていたら、すでにみなさん立見してます!まるで吉本のNGK状態です。表彰式の身内の方々もいるし、入場無料で映画が見られる、実さんが来られるといえば、そりゃいっぱいになりますよねー。

そんな満員御礼状態の中、通路に座っている方々も多かったので、私たちも仕方なくそうしました。かなり恥ずかしい位置でしたけど。でも、姪っ子がまだまだちびっ子なものですから、じっとしているわけがなく、トークが始まるまで姪っ子と共にロビーにいました。

しばらくしてからのことです。姪っ子がロビーで歩き回っていて、突然まっすぐ突進していったら、歩いている男性とぶつかりそうになりました。

その人は「おっと」という感じでぶつからないようによけて(立ち止まったのかも?)下さいました。私が中腰で姪っ子の暴走を止めて「あ〜もう、すいません」と言いいながら姪っ子を抱き上げていると、その人は「あ、いえ」というようなことを小さく言って歩きだしました。

その時に何げに見たその人の横顔でなく斜め顔(身長が高かったので見上げたわけです)で「ン?」と思い、トイレに向かって歩いていく後ろ姿を観察しました。薄いグリーンのシャツにチノパン姿、サラサラヘアーで大きな身体をした男の人…。そしてなんだか聞き覚えのあるようなお声・・・。

も、も、もしかして、田中実さん???

でも、ラフな格好してるし違うかな〜?それにまじまじと見ちゃ失礼だしな〜と思って、その人がトイレから出てくるときにこそっと見てみようと思い、姪っ子をあやしつつ待ちました。

そしてその方がトイレから出てこられた時、私は見ました!
間違いなく、実さんだったのです!!

当たり前だけどもの凄く"素"の状態です。そんな実さんは、飾ってある映画の写真達を見ながら、控え室の方に入って行かれました。その時私たちがいた方向も見ていらっしゃったんですけど、私はもう背景になってるつもり。もう、変な汗かきました。

姪っ子、な〜んでぶつからないかな〜?って、後で思いました。姪っ子がぶつかりそうになった時の私の目線は姪っ子と同じ高さで、視界にはチノパンしか入ってなかったんですよね。しか〜し!そういう時のことって、何で忘れちゃうんでしょう。

その後、トークが始まるちょっと前くらいに、実さんは控え室から出て来て、写真展として飾ってある映画の写真を見ていました。係りの人2〜3人と共に歓談しながら。その係りの人と知り合いのおばさまが実さんに握手をしてもらっていました。なんとうらやましいことでしょう。でも、そんなすぐそばで姪っ子ははしゃいでいました。

実さんはそれから一旦控え室に戻り、出番になって控え室から出て舞台裏の方に係りの人と歩いて行かれました。その時ちょうど開場からでてきたお客さんに紛れて歩いていましたけど、ホントに普通の人でした。その状態で見た印象は、飾らなくて、一般の人と全然変わらない、ごく普通の青年、といった感じでした。さわやかでした、醸し出す雰囲気が。好青年です!

●登場

ステージにはテーブル一つに椅子が二つ。向かって左側に進行役(以下、聞き手)の年輩の女性が座っていて、両サイドには手話通訳の方が1人ずついるという形。また、左端の方ではトークの内容をOHPで書いてみせるというシステムあり。

聞き手より紹介されて下手より登場の実さん。会場から少しだけ黄色い声が聞こえて、ちょこっと照れているご様子。そして上手側の椅子に座る。

「結構人気あるのね」みたいなことを聞き手が言ってたような…(結構失礼なのね〜)。手話通訳の方が実さんに握手をしてもらい喜んでいました。

上はうすいグリーンのシャツ(襟元からちらっとだけ白Tシャツが見える。シャツの裾は出している状態)下はチノパンに黒(多分)のスニーカーという、ラフなスタイル。

●映画について

まずは実さんの出演した映画についてのお話だったと思います。「潤の街」「月光の月」等について軽く触れ、それから「アイ・ラヴ・ユー」の話へ。どうしてこの映画に出演することになったかなど(内容ほとんど覚えていません)。実さんは在日韓国人問題、同和問題、老人介護問題などの「問題」を扱った映画によく出演されています。それについてお話しされていたような…。

手話は、監督さん自ら実さんの部分の手話をビデオに録画して、渡してくれたそうです。実さんはそれを家で見て覚えたとか。あと、台本にも「右手はこう、左手はこう」と細かく書いてあったそうです。

娘の愛ちゃん役の岡崎愛ちゃんは手話を覚えるのが早かったとか。実さんと忍足さんが先に稽古をしていて、愛ちゃんは後から入ったのに、どんどん覚えていったらしい。

ろう者と映画をするということで思ったことは、同じ立場に立つということ。同情をするということは、相手よりも自分の方が上に立ってしまうから。今まで差別問題を扱った作品に出たことがあるので、そういった風に考えているとか。でも、最初は上手くやっていけるのか不安だったらしいです。

夫婦喧嘩のシーンは、最初は奥さんが劇団をすることで家事がおろそかになったり、娘を1人にしたりすることがよくないなどというようなものだったが、実さんは人権の問題などを扱った作品に出ることが多かった為、そういったこと(ろう者と聴者の問題)も含めた内容のケンカにしてはどうかと監督さんに相談したそうです。

この監督さんが、実さんの出演している舞台を観て、それでこの映画のお話が来たとか……そんな話があったような気がするのですが、間違っている可能性も大です。

●無名塾について

無名塾に入ろうと思ったのは高校3年の時。芝居は友達に誘われて観に行く程度だったらしく、役者になろうとは思っていたなかったとか。入学金、授業料がいらなくて、お金がかからないという理由から無名塾の試験を受けたそうです。無名塾というのは稽古場も狭く、1年に5〜6人しかとらないし、試験が1月だったので、ダメだったとしてもそれから就職活動をすればいいという考えだったとか。

その試験で3日間仲代達矢さんから直接稽古をつけてもらっているうちに、今年がだめだったら来年も受けようという気持ちに変わったそうです。その稽古というのは、100円玉が落ちていて、それを拾うやめようかまようとかなんとかというのを演技している時に「こうやったらいいんじゃない?」というアドバイスをもらってその通りにやってみるという感じの簡単なもの。でも、その稽古をつけてもらう前と後では格段に違ったそうです。

無名塾出身者は役所広司さん、益岡徹さん、若村真由美さん、渡辺梓さん、後輩でははるちゃんでお馴染みの中原果南さんなど。実さんが「あと後輩でははるちゃんの…」とおっしゃると、会場のおばさまたちが「ああ〜」と反応。女の方はご結婚されたりしてやめる方もいらっしゃるそうです。

無名塾はあまり演技の勉強はないとか。仲代さんは特に男にはあまり稽古をつけないそうです(お忙しいというのもあって)。でも、亡くなられた奥様は細かく指導なさっていたそうです。その奥様のお姉さま(?)は素人の方に朗読を教えていらっしゃるとか。

仲代さんは穏和な方で「ホヤ」?「ボヤ」?だったかのニックネームがついているそうです。そこで聞き手が実さんにニックネームはないのかと聞くと「僕はないですね。"実"って呼ばれています」と。

それを聞いて聞き手が「普通ね」と一言。普通ねってあなた…

●温泉へ行こう

※語尾や細かな部分等は私が作っていたりします。

聞き手が「今、ドラマに出ていらっしゃるんですね?」と言うと、会場から拍手が起こる。

実さん:『温泉へ行こう』と言うドラマを。
あと1週間くらいで終わるんじゃないですかね。
聞き手:『温泉へ行こう』?

会場から「『温泉へ』で『行こう』はない」という声

聞き手:温泉へ?
実さん:いいえ、『行こう』いるんですよ(笑)
聞き手:ひょっとしたら新聞欄では『温泉へ』になってるんじゃない?

会場から「支配人!」の声

聞き手:支配人?支配人やってるの?偉い人やっているのね。
実さん:ええ(笑)
聞き手:じゃあせっかくだから、私はごめんなさい、見ていないんだけど、そのドラマのお話もね。撮影は終わったんですか?
実さん:はい、もう…今月…先月に終わりました。
聞き手:どこの温泉?
実さん:あの、静岡県の伊東ですね。
聞き手:静岡県?この映画も静岡県ですよね?
なんだか静岡づいてますねぇ(笑)
実さん:そうですね(笑)

聞き手:どうでした?
実さん:ストーリーは旅館の女将継承問題とかでドロドロしそうなものなんですけど、これが面白いドラマで、(会場の人に)面白いですよね?面白いんです。撮影中も、仲居さん達が面白くて、笑いをこらえるのが大変でした(笑)
ぼくは怒っていることが多い役だったんで、難しい顔をしていなくちゃいけなくて。キャスティングとかもすごくて。
(この辺りがはっきりとわかりません・さいち)

聞き手:じゃあ、そのドラマでのエピーソードは?
実さん:エピソード…。(考える)
あ、ぼくはお酒が大好きなので、ロケの時はお酒を沢山飲んでいたんです。だから、ロケの時とスタジオの時はなんかちょっと違うかもしれませんね
聞き手:と言うと?
実さん:ロケの時は顔がはれぼったい、かもしれません(笑)

会場も(笑)

聞き手:ああそうなの(笑)じゃあ、温泉は好きですか?
実さん:はい、好きです

このドラマ、ホントにやっていて楽しかったみたいです。もう少ししゃべっていたかもしれないですけど、今のところ思い出せません。

●どの媒体が好き?

聞き手がテレビ、舞台、映画のうちどれが好きかという質問をすると、映画はテレビや舞台とは違って後々残るものだから、大切にしたいと言うようなことをおっしゃっていました。うろ覚えです。

●会場からの質問

1.手話で話して下さい(ろう者の方から)

かなり焦る実さん。「え〜、あっ、う〜ん、どうしようかな」と迷いながら立ち上がり、それでもなお悩む。どうも、自信ががない様子で、ステージ奥に行って後ろを向いて練習してみたりする。それでもなお、自信がないらしく、はっきりしません。

「あの、どうしようかな、じゃあ、台詞と一緒に言いましょうか。台詞と一緒にしますね。あ、でも、ホントに、間違っているかもしれないので、その時はすいません(笑)」

そしてようやく映画ででてくるシーンの手話をおろおろしながらも、「いきなり東京の劇団とくらべてもしょうがないよ」と言うような台詞の部分をやりとげる。会場から拍手。しきりに照れる実さん。申し訳なさそうな感じでもありました。

2.好きな女性のタイプは?

実さん:好きな女性のタイプですか?
え、いや、あ、う〜ん、好きな女性のタイプ…どうしようかな。

しきりに照れる実さん。なぜそんなに照れる、焦る!?

聞き手:そんなに照れなくても。ご結婚はされているの?
実さん:あ、はい、結婚はしています。
聞き手:あら、残念だったわね〜。でも、好きな女性のタイプは?
実さん:え〜(笑)う〜ん……あ!
聞き手:どう?
実さん:でも、う〜ん…

しばらくこの状態が続く。しまいには変な汗をかき出す実さん。

聞き手:あら、こんなに汗かいちゃって、ほら。ねぇ、なんだか息子みたいで、かわいいわねぇ

例の笑い方をしてまだ悩む実さん。その汗を手で拭いながらも悩む!私にも前髪が濡れるくらいの大量の汗をかいているのがわかりました。

実さん:じゃあ、あの、しっかりしたひとがいいですね
聞き手:しっかりした人?
実さん:自分があまりしっかりしていないので。しっかりしているように見えるんですけど(笑)

●今後の予定


聞き手:今後の予定は?
実さん:今後は、え〜と、そうですね、元々そんなにないんですけど、だいたいいつもぎりぎりで決まるので、今のところは…

そんなにいつもぎりぎりで決まるのでしょうか?

●その他


聞き手:田中さんは声がね、よく通るお声ですけど、後ろの方、聞こえています?
実さん:いやそれは(笑) マイクありますからね(笑)

なんだか嬉しそうに笑いながらマイクを指さし、ツッコミを入れる実さん。それに対して聞き手がどう返していたのかは覚えていません。

どのお話の時かはわかりませんが、腿の下に手を入れてしゃべっている時がありました。なんだかちびっ子のようでした。

トークが終わって立ってから、ファンの方がいる方に向かって両手でバイバイをしていました。多分そのファンの方の真似していたんじゃないかなぁ…?と思います。私は恥ずかしいので、大きめの拍手だけしていました。

トークの時間は計っていなかったからどれくらいかはっきりとはわからないのですが、多分1時間はあったのではないかと…。結構長くて、ホントに行って良かったと思いました。

実さんは聞き手と話すときも会場の方と話すときも同じしゃべり方をしていました。それがごく普通の会話っぽいのです。「芸能人」ではなく「役者さん」を強く感じました。本当に気さくで穏和で照れ屋さんで面白くて、思っていた以上に親近感の持てる方でした。ていうか、平気な顔でロビー歩いているし。でもって会場からの声に照れていたりして、それもまた、良かったです。

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